たまご料理は簡単なようで、意外と難しいですね。ちょっとしたコツを知れば、あなたのウデはグーンと上達すること間違いなし。
ふんわり美味しいオムレツを作るには?
おいしいオムレツの条件は、焼き上がりがふんわりしていて、中はとろりとした半熟状態、形は木の葉型に仕上がっていればいうことなしです。

ボウルに割り入れるたまごは1人前2個が標準。3個使う場合はそのうち1個は卵黄だけにすると、色鮮やかでこくのあるオムレツが出来ます。これは好みの問題ですけど。

ボウルに割り入れたたまごはフォークを使って底を叩く感じでかき混ぜます。

塩はフォークの先3分の2ぐらいに付く程度、白コショーは2振り程度が適量です。これもお好みで増減して下さい。

フライパンに油を多めに入れ、戻します。強火にかけてバターを入れたら、たまごを流し込みます。

たまご全体をフォークか箸で大胆にかき回します。半熟状態になった頃合いを見計らって、火からおろします。

フライパンの柄を左手に持ち、斜めにしながら、柄の先を右手で叩いて、たまごを向こう側に移動させ、さらに先端が折り返してフライパンの中央に戻るようにする。ここは、なかなか修練を要するところです。なあに、木の葉型にならなくても、味に違いはありません。

フライパンを右手に持ち替えて、左手に持った皿にたまごを移す。

これでプレーンオムレツの出来上がり。いろいろな具を盛り込んだオムレツも楽しいですが、たまご本来の味わいを楽しむには、なんといってもプレーンがいちばんです。

ドイツのたまご酒、たまごビールの作り方
ドイツでも、このたまごビールを飲めば、風邪なんか直ってしまうといわれているそうです。

ビール1リットルに砂糖100グラム、シナモンスティック1本、レモンの皮1個分を入れ、火にかける。

沸騰しないうちに火を止め、卵黄3個に水を少しだけ加えて混ぜたものを入れる。

泡立て器でふんわりと泡が立つまでかき混ぜる。

これで出来上がり。ビールの苦味と砂糖の甘み、それにたまごのとろみが加わって、寒い季節にはうってつけの滋養豊富なドリンクです。試してみませんか?

パーティに欠かせないエッグノッグ
欧米のパーティで、よく登場するのがエッグノック。とくにクリスマスやニューイヤーのパーティの定番です。

卵白3個分を泡立てながら、砂糖大サジ6杯分を徐々に加える。

別に卵黄3個分をよくかき混ぜておく。

上の卵黄と卵白を合わせ、生クリーム、牛乳、ウイスキーかブランデーを1カップずつ加え、さらにラム酒大サジ2杯をたらし、よく混ぜ合わせる。

冷蔵庫で冷やしておき、パーティが始まったら、デザートカップに盛り分け、ナツメグを振って、出来上がり。

朝食を楽しく彩る、ココットの作り方
ココットの基本は、少し深めの皿(ココット皿)に、具を入れてたまごを割り落とし、オーブン(オーブントースターでも可)にかけてたまごが好みの火の通り加減になるのを待つだけ。卵黄が半熟状態でぜんたいにまぶして食べるくらいがちょうどおいしい頃合い。ほとんど目玉焼きの一バリエーションといってよい調理法ですが、これに合わせる具によって、味は千変万化、楽しみも広がります。

具は冷蔵庫にありあわせの野菜類、肉製品やミルク、チーズなど、基本的にはなんでもよいのです。ねぎ、しいたけ、ピクルス、じゃがいも、トマト、なんでもOK、組み合わせの妙は無限大です。

にんじんココットを例に、レシピを述べてみましょう。

鍋に輪切りにしたにんじん1本分、くし型切りのタマネギ3分の1個分、バター大サジ2杯、水大サジ2杯を入れ、柔らかくなるまで煮ます。

これを潰してから、塩、コショー、サワークリーム大サジ1杯を加え、ココット皿に盛り込み、たまご4個を割り入れます。

サワークリーム大サジ1杯を添え、オーブン中火で約8分焼けば出来上がり。

日曜日など、ゆったりと過ごせる朝には、この一皿で格段に豊かな朝食となること請け合いです。