たかはしたまご養鶏日記
BackNumber07
No.85〜 2006年1月〜

たかはしたまご養鶏日記 No.095 2008年9月7日

 

  ウルウル・・・・ウルウルウル

>・・・多分戻ることはないだろう。 というか、戻れないだろう。

こんなこと言ってごめん、さち。
さちが戻ってきた。
‘やっと戻れたよ〜’というように、やつれた姿で正座し、
私の膝に顔をすりよせる。 思わず私もさちを抱きしめる。
同席の従業員一同も、みなウルウル・・・ ウルウルウル。。。

ここで生まれ、ここで育ち、ナンの苦労もしてなかったさち。
でもこうした本能は失われていないようだ。
この五日間、ほとんど雨ばかりだった日々、
どんな思いで夜を過ごしていたのだろうか。
どんな思いで帰路を探していたのだろうか。

さちにとってもいままでの最大のイベント、最大の危機だっただろう。
その危機を乗り越えた今、気のせいかいままでよりたくましく見える。
いやいや気のせいだけではないようだ。
喜び方にも、明らかに今までより落ち着きがある。 
食事時にも妙に遠慮深い。
そんなさちの帰還を知り、お客さまも心底よろこんでくださる。
お客さまがくださった異名…ソフトバンクの犬

 さちはしあわせ。

いままでも、時々見かける迷子犬のチラシ。 正直のところほとんど関心がなかった。
しかし今度のことで、飼い犬は 家族の一員 という思いを改めて実感して驚く自分。
警察、保健所の方々の丁寧な対応、、お客さまの親身になったアドバイス、心配。
多くの方にお世話になり、多くのことを学ばせていただいた。

感謝、感謝・・・・。

たかはしたまご養鶏日記 No.094 2008年9月1日

 


写真:さち行方不明・・・(涙)

どこへ行った さち

数日前のはげしい雷でさちは飛び出していった。
少々の雷なら翌日もどってくるのだが、あの日は翌朝まで雷鳴がとどろいた。
雷への恐怖はさち特有のものだと思っていたら、どうも全ての犬に共通するようだ。

  http://www.takatama.com/Nikki05.html#054

今にして思えば名札・TEL番号を付けておくべきだった。
前々から考えてはいたのだが、ついつい無精してしまった。

今ごろ何を思い何をしているのだろう。
必死になって帰路を探してさまよっているのだろうか。
ひもじい思いをしているのだろうか。
ごめんよ さち。   (涙)

帰れなくてもいい。
やさしい誰かに拾われ、幸せになってくれれば。

事故等で亡くなっているならそれでもいい。
さまよいながらひもじい思いをするよりは。。。

見つけることは宝くじに当たるより不可能に近いと知りながら、
そんな思いで毎朝周辺を探し回る。

とにかく人のこころが解る犬だった。
お客さまにも大人気の犬だった。
何からなにまで親のしろそっくりだった さち。

  (養鶏日記 No.031 & 032

ごめんよ さち。
戻っておくれ。    (涙)

  しろは9歳でてんかん発作で亡くなった。
  さちはいま8歳9ヶ月、、、もうじき9歳。

       
たかはしたまご養鶏日記 No.093 2007年10月20日

 


写真:おい、久ッさしぶりだなぁ〜〜、ここに出るの。
   10月20日PM 2:00 たかたま鶏舎にて。

“鍛える”ことはキライ!

本当に久しぶり!!
腰に変調をきたしてから2年。 整体、整骨、鍼灸等さまざまな治療を試みて1年半。
それぞれがそれなりに効果がありましたが、技量のある治療師に出会えるかどうかがキメテ、というのが私の実感。 あらゆる治療院で、最初の症状からして脊柱管狭窄症とのことでしたが、これが誤診。 まぁ症状が典型的な脊柱管狭窄症でしたので無理もありません。

そして、受けた全ての施術を通して得られた “私なりの総括”。
毎日の仕事の中で、ある特定の作業が腰椎4番に負担をかけ続け、その結果、周辺筋肉に負担をかけ腰部・下肢の痛みが発生。さらに日々のこれらの蓄積が腰椎4番にねじれ現象を引き起こし、だんだんと歩行困難な耐え難い痛みとなっていったようです。
いちばん長く続けた治療が鍼灸で、これはこれで痛みも徐々に薄らいできて、その他にもさまざまな躰の変化が感じられ、中国医学の偉大さを見せつけられた思い。

しかし、最後の決め手はある施術師。 20年前アメリカで理論が確立し6、7年前に日本に入ってきた技術だそうで、一部のエステ関係者を除けばまだほとんど普及していない技術だとか。

  腰部をあちこち探り、微妙な加減でチカラを加え、その後これまた
  ビミョウな加減で手を添える。 これを数カ所治療終了。約1時間。
  腰椎4番が1センチ近くずれていて、それを治したとか。 
  まったく痛くありません。 ただ、いままでずれたなりに固まって
  いた筋肉を急に動かした結果、今夜から数日は痛むけど必ず治るか
  ら心配ないとのこと。 そして、予言!通りの経過となっています。
  その後も時々腰部・下肢に違和感を覚え、そしてかの療術院へ行く
  と、やはりビミョウな加減でチカラを加え、今度は腰椎4番には異
  常はなくその部分の筋肉が少しハッているとか。 そしてビミョウ
  に手を添えてハリと痛み・違和感も解消。

    腰椎が1センチもねじれていたのは前代未聞。
    普通はコンマmm、大きくて1〜2mm だそうで。

  一般の整体とは全くちがう、他人には説明出来ない、体感しなけれ
  ば解らない不思議な施術です。

施術中いろんなハナシ・質問をするのですが、その度にまるで人体模型でも見ながら話をしているように、筋肉の状態等をわかりやすく説明していただけます。 整体専門学校を卒業しただけではなく相当深く勉強をされていることがうかがえます。 聞いてみれば、そのスジ日本有数の師匠のところで修行し、それだけでは開業は難しいので、仕方なく、専門学校へも行ったとか。

そんなこんなで、上述の “私なりの総括” ということで。

ということで明らかになったことは私の腹筋・背筋不足。
内臓器官等、躰の他の所は諸検査の結果きわめて正常。 しかしながら、どうも神様が腰部構造計算を間違えたようで。。。  いままでさまざまなところで、腹筋、背筋を鍛えるよう言われてきましたが、ネッから “鍛える” という作業が大の苦手なナマケモノとしてもここは思案のしどころ。。。。。?

たかはしたまご養鶏日記 No.092 2007年3月12日

 

  治療を受けるプロ

さてさて、ご無沙汰でした。
昨年より間欠跛行(かんけつはこう)が激しく、歩けなくなってしまいました。
腰部脊柱管狭窄症 だとか・・・・・
手術をすれば簡単なんでしょうが、場所がセボネだけに一歩間違えば 車イス 状態になりかねず、なんとしても手術は避けたいと思い、日頃お世話になっている小林一博先生にご相談したところ、あちこちリサーチしていただき、ほぼ全員が“この病気は手術以外に治す方法はない”、という悲観的な結果となってしまいましたが、その中でただ一人、
  これはいわゆる“狭窄症を治す”ということではないが、生活上支障ない程度まで
  痛みを取り去ることは出来る。第一、こんなことで手術などすべきではない。
と言われる儒教的思想の鍼灸師さん(※)をご紹介いただき、通い始めました。 その先生曰く、週2回、5〜6回も通えば必ず治る(痛みはとれる)、ということでしたが、かれこれ二ヶ月が過ぎようとしていますが、どうも思惑通りにはいかないようです。

・・・・と思っていたらここ数日、急速に回復方向に向かい始めたようです。 もちろん、今までも良くなったり悪くなったりを繰り返しながら来たので、このまま直線的に回復に向かうとは思えませんが、少なくとも今までよりは良い方向にあることが実感出来るようになりました。

いままで、多くの整形外科、整骨、整体、鍼等々に通いました。
それぞれの先生が、それぞれ専門の立場から患者の治療を行います。 整形外科では手術を中心に、鍼灸の先生は当然鍼灸を患部に使うことを中心に考えます。 また、整体では各流派それぞれの視点からそれぞれ治療ポイントが違うようです。 そしてまた、武術を極めた武闘家の方からは拷問にも似た、しかしすばらしく効果的な全身のストレッチを教えていただきました。 さらに変わったところでは、吸収のよくないカルシウム(風化カルシウム)を大量に長期間摂取することを勧められました。 私自身も家庭で出来る治療器具をいくつか買い込みました。 私にとってそれぞれが、皆正解であり、しかしそれぞれ単独では皆が物足りないものでした。 これら全てが融合された治療をうけられればどんなにかすばらしいことか、と思うのでした。
    ●同じ分野でも施術技量に大きな差異があることも、
     イヤというほど体感しました。

セカンドオピニオンという言葉があるように、時には複数の意見・治療を試し、患者の側で治療を選ぶことの重要性を改めて認識したのでした。 特に難病の場合は、一人の先生だけを信じ切っていたら、いつまでも治癒しないこともあるでしょう。 
   ときには 『治療を受けるプロ』 になることが必要なようです。

まだ50mも歩けない状態ですが、取りあえず“先”が見えてきたように思い、このまま今の治療を続けるつもりです。

   今回の治療にあたり、小林一博先生にはひとかたならぬご協力をいただき、
   深淵なる謝意を表すところであります。

      ※坂田鍼灸治療院
  http://home9.highway.ne.jp/a_11niko/index.htm

       
たかはしたまご養鶏日記 No.091 2006年10月12日

 
写真:野草;秋!!
   10月12日 PM12:30
   農場の一角で。

   保険業界の‥‥‥??

とある人の出版記念パーティーに出席させていただきました。
その名もズバリ、“年金のもらい方”。 
あまり興味がないので覗いたことがないけど、書店には年金関係の本が数百冊並んでいるそーな。 同じテーマだけに、どの本も内容はほとんど同じ、そしてどれもが、最後まで読む気にならないような書き方だそーな。 そーした状況を踏まえ、

 “税金は私たちが忘れてもなかなか忘れてくれない。
  しかし年金は忘れたらそれっきり”
 “取りあえず自分はいくらもらえるのか??”

がすぐにわかるように、を目的に執筆されたとか。。。

なるほどわかりやすい。 よくあるよーな、難しい年金の理論・仕組みのハナシではなく、数多くのケーススタディが中心であり、自分のシチエーションにあう項目を探すだけで、もらい方がわかるよーになっている。 たかたまのお客さまにもオススメしてみよーか・・・・。

しかし私の興味を引いたのはそのことではない。

  『公的年金は絶対に崩壊しない。』

と、著者がスピーチの中で声高に述べたこと。
昨今“公的年金は将来はツブれる”みたいな論調がマスコミを賑わせ、われわれ庶民の不安をあおる。 しかし彼は著書のなかで、世界的に見ても、国家がツブれても年金制度は崩壊していない。絶対にそのよーなことはおこらないと断言する。 そして本の中ではないが、、、政府中枢に、そして公正中立であるべきマスコミの中にも、“年金は安全だ”といいずらい 政治力学 が存在するとも。 政治力学 となるとわれわれ庶民にはテの届かぬところ。 公的年金の不安を煽れば民間保険が繁盛・儲かる。 さてさて、保険業界のことか???

  出版文化社出版 
   曽我 浩著  【知らないと損する年金のもらい方】定価1050円
    社会保険労務士
    http://www.sogaoffice.jp/  

たかはしたまご養鶏日記 No.090 2006年9月7日

 
写真:さるすべり
   9月10日 農場近傍にて
    pm 1:30ごろ

  中医推拿学

7月、左手の一部にしびれを感じ、まぁたいしたことはない、、、、とタカをくくっていたら、突如肩から指半分に強烈なしびれ感。
スワッ、脳梗塞!?? と思い脳外科で検査したところ、そのケ、痕跡も全くなく心配なし!  ついで整形外科を受診したところ 尺骨神経の麻痺、すぐに手術、とのこと。

  オイオイ、ちょっと待て!!  そんなに簡単にキッちゃうの!!??  
  本当にキるしか方法はないの???

  http://www.takatama.com/Nikki06.html#068
          ↑↑↑
ここを思い出し、先生に聞いてみると、手術などまったく必要ない、とのこと。
そしてしばらく先生の治療を受けることに。 先生の専門は 『中医推拿学』。 日本のマッサージ、指圧、整体とは、似たようでまったく違う手・指先のウゴキ。 そして驚くことは、1時間の治療時間中、すべてが的確にツボを刺激して、ハズすことがまったくないこと。 在来の整体、マッサージをうけると 
    “あぁ〜〜、ソコじゃない、もっとコッチ、こっち・・・・”
みたいな思いが必ずあるけど、この先生の場合はソレが全くない。 指先がまるで精密なセンサーのようで、 時に気持ちイイ思いをし、時には痛い思いをしながら、そーした患者の思いをすべて見透しているかのごとく、患部の深層を確実にグイグイ刺激しながら、またたく間に1時間が過ぎてしまう。
思うにこーゆーのが本当の、手ワザ、即ち『手術』。

   まぁ、“外科”だからキるのが専門、しかしなんでもカンでもすぐに手術、
   というのはいかがなもんか? だいだい、神経が炎症をおこしているところに、
   その炎症を抑えることをしないで、手術 でどのように処置するのだろーか??
   シロート的にも理解に苦しむ。

そんなこんなで、最悪時には、パソコンはおろか、オートマ車の変速レバーが握れない状態だったが、どーにか 手術 をせずに快方に向かう。 

かの先生は“日本の医者”ではないが、中国の医科大学の助教授だとか。。。
中医学、やはり、在来の按摩、マッサージ、整体とはひと味もふた味も違うよーで。

高橋尚之  

たかはしたまご養鶏日記 No.089 2006年6月8日


写真:市内ショッピングセンター脇での設置作業。
 6月2日 PM3:00
(写真をクリックすると拡大表示します)
 

  戦略!看板作戦

一見ウソのように思えるけど、よくよく聞いてみるとどーも本当のようだ!!》
と思わせられてしまうスグレた営業マンに乗せられて、“分”以上の看板を建ててしまったよーで。
とは言っても私なりにも成算アリと思えるので、少しヤッて効果が出ずもう少し、もう少し・・・・と増やしていくより、“これでどーだ!”といえるだけ一度にド〜ンとやって、もし効果がなければ全部撤収という方向で。

営業マン氏曰く、これだけのSクラス(一等地以上)に四カ所しかも最大級の大きさのもの(他に誘導型小型看板多数)を一度に設置するのは全社的にも例をみない、とか。 散々おだてて、ノセておいていまさらそんなこといわれてもなぁ・・・・・・。

しかし彼自身も、成果には絶対の自信を持っているよう(に見える。)で。 氏のいうように看板の出来としては、大きさといいデザインといい、同類のモノに比べても菟出して訴求力があるよーで。(広告同業他社が見ても思わず羨んでしまうような上出来だそーで。) しかしモンダイは費用対効果。 通常常識を越えた費用をかけてしまい、失敗すれば明らかに看板ビンボー必須。

看板というのは、知らない人に知らしめるのが第一の目的、と思っていたらどーも違うよーで。 もちろん究極の目的は少しでも多くの人に知ってもらうのが目的だが、まず最初に事業主は当然だが、従業員、現在のお客さまにその看板を見て喜んでいただき、その余波として次第にいろいろな人たちに浸透してゆく、というステップを踏むのがフツーだそーで。 そーいえば、ワガたかたま従業員も看板設置以来、仕事へのモチベーションが以前より高くなったよーな。 そして旧来のお客さまも看板を見てより一層たかたまファンになっていただいているよーな。
氏のお説、納得。

とかく早急な効果を期待しがちだが、ここはひとつ長い目でみることにしよう。 

たかはしたまご養鶏日記 No.088 2006年5月2日



写真:上:誘導路看板            
        下:ショッピングモール用デザイン(7.2m×2.7m)
(まだ出来ていません。)

  ビンボー脱出大作戦

おかげさまで昨年 どっちの料理ショー でご利用いただいて以来、たかはしたまごの知名度は随分と浸透してきたようです。  そしてさらにハズミをつけるべく次の一手を打つことにしました。  

広告代理店が所管地域では最優良立地という、近在の大型ショッピングモール4カ所に大型の認知看板、そして農場近辺に誘導看板全部で17カ所に設置。 中堅営業マンを一人採用するほどに費用もかかり、小さな養鶏場にしては代理店も仰天したほどの一度に大量設置です。 成功すればビンボー脱出、失敗すれば 看板倒れの看板ビンボー・・・・・。

営業マンがいうには、これだけ効果的重要ポイントに、しかも一度に大量にヤルのは近在では例を見ない、、、そうな。 思えば、自分でもよくこんなに思い切ったことが出来るもんだ、と思うことしきり。 今は亡き親父が見たら唖然として言葉を失うことでしょう。 ムカシの私だったら出来なかったような気がします。

それはひとえに、小林一博先生(*)の 無言のご指導の結果 というような気がします。 《コンサルタントの仕事は知識ではない、情報だ。》と言うとおり、先生には知識としてあれこれ教えていただくということよりも、新しい空気 を感じることの大切さを教えていただいたよーな気がします。 

   http://www.takatama.com/Nikki06.html#061

   http://www.takatama.com/Nikki06.html#063

こうした先生のご指導の集積が上記のような、思い切った看板作戦を決断せしめたように思います。

“新しい空気を感じる感受性”の重要性を教えていただいた先生に 感謝 です。
    (*)http://www.seichou.jp/ 

たかはしたまご養鶏日記 No.087 2006年3月6日


写真:ようやく 春。
  3月15日PM 3:00
  たかたま農場近傍にて

  責任

民主党・愛鶏園。
いえいえ、政治ネタではありませんが・・・・
どちらも、幹部の責任 についてナニを考えているんでしょうか?

民主党;
若い議員さんが勇み足をしてしまったよーです。
これが、国政・公の場で50、60歳の人がやらかしたならそれこそ懲罰もの。
しかし、血気さかんな若い芽をこんなことで摘んでしまっていいんでしょうか。 経験の浅い若者が時に失敗をするのは当たり前。 しっかりと謝罪・反省することで許されるでしょう。 この未熟・血気さかんな若いひとを監督指導することこそが幹部の仕事であり、それが出来なかった最大の罪が党幹部にはあるはず。 与党との党首討論の前日、“楽しみにしてください” まで言っておきながら、何の結果も出せず最後は与党と笑顔で握手、という体たらく、私ならみっともなくて恥ずかしくて人前に出られません。 将来の日本を背負う人材を育てるという 『松下政経塾』 出身の英才がこんなもんなんでしょうか。 もちろん各論では優れた論客のよーですが、そして二大政党を標榜し、政権交代を訴えているよーですが、これでは日本のカジ取りをお任せすることは出来ません、、と考えるのは私だけではないはずです。

愛鶏園;
さまざまな疑惑を引き起こしてしまったよーです。
しかし社員である獣医師さんも、会社のためを思いやったことと思います。
そして、その責任を取らされて、彼らと会長が解雇されたとか。(ネット情報)
発覚後、全てを認めてすぐに全容を告白し謝罪すればそれなりで収まり、会社の対外的ダメージも最小限で済んだと思われますが、当局の捜査が入り逮捕者まで出てから自白し、しかも末端の兵隊さんをクビにして会社幹部は知らん顔??  では会社の信用回復もより一層むずかしいものとなってしまうでしょう。
特に、業界有名な養鶏会社の、著名な直属の上司(研究開発部長:獣医師)の下で働くヘイタイさん(若い獣医師)は上司から言われる違法作業に反対など出来よーもなく従って解雇。 実際かわいそう。
   (解雇といったって会長は即相談役就任。)

上記2例、状況の違い、温度差はあるものの、、、
いずれも、幹部が部下の指導監督を放棄し、あるいは、違法作業を助長し、部下に責任を押しつけ(?)、隠せるモノなら成る可く隠し、自らに降りかかる災難を最小限にしてなんとか切り抜けよう、という思惑がいっぱい。  しかし隠しきれずに疑惑が発覚。 そして発覚後は、組織上層部には責任が及ばないように画策。
そんな図式がアリアリ。

過去の同類の事件から鑑みても、疑惑がもし本当なら、組織の最高幹部が、初期の段階で潔く告白、全ての責任を認め謝罪したほーが遙かに、対外的に良い結果がでるであろうことは容易に思いつくことだと思うんですが。

   経験の浅い若者のは思いっきり仕事をさせ、
   後の一切の責任は組織トップが負う‥‥

   そんなことは夢そら事なんでしょうかねぇ。。。

いずれにしても、特に優良経営として業界の指導的立場にある養鶏会社・愛鶏園さんには一刻もはやく立ち直っていただきたいものです。

たかはしたまご養鶏日記 No.086 2006年2月5日


写真;ずいぶん日が長くなりました。
      でも、春はまだまだ・・・・・
 たかたま農場にて
  2月5日 PM5:10


   ホリエモン雑感

・ある政党では昨年の選挙の際“国民はバカだから”の彼のひと言で推すのを止めた。
・買収された社員の話:会社の状況などはほとんど興味を示さずもっぱら株の買収話
 だけだった。
・彼自身曰く、自分のルールを作れ。そうすればその中で自分が 神 になれる。
・大臣など頼まれてもやる気はない、やるならアタマ(総理大臣)だけだ。
・社員の話;挨拶をしても返事もない、ただパソコンと向かい合っているだけ。
・入社、退社の挨拶もメールだけ。 毎週のよーに何人かが退社。
・会社の平均勤続年数は一部の上層部を除けば2年未満。
・以前から彼を知る人の話;会社設立当時は彼も一生懸命営業に歩いていたんだが。

以上はホリエモンの人物像を表す最近のTVの報道(順不同)。

次々と明るみに出る報道によれば、自分の欲望:時価総額世界No.1`のために世間を欺いたことは逃れられない事実の様子。 株価さえ上げれば、株主も自分の欲望も満たされ誰にも迷惑をかけていない、というのが彼の主張のよーですが、実業を伴わない株価だけの上昇が 蜃気楼 のような虚業でしかないことも、子どものころから神童と言われていた優秀な彼にはわかっていたはずです。

  ・チョッとアタマを働かせると、労せずしておもしろいように儲かる。
  ・側近は同年代のものばかり。 
  ・自分のルールで、自分が 神 となり暴走を戒める人がいない。

このよーな環境の中のこの事件、やはり欲望に負けてしまったのでしょうか。
しかし、起こるべくして起きたように思えます。 
もし同年代の私がこのような状況に置かれたとき(平々凡々の私にはこのよーな大それたことはとても出来ませんが)、私自身彼と似たようなことにならなかった、と言い切れる自信はありません。

アタマが良すぎ、若さ故の暴走であり、抑える人がいなかった彼の悲劇ではありますが、人々に、従来の常識にとらわれず、ある種“夢” を与えた なんでもやってやろう というあの心意気は失いたくないものです。

というわけで、たかたまも今年は新たな試み・・・・?

しかし、ヒト一人が死(自殺?!)んでいるこの事件、政界との関わりもとりざたされて“彼の欲望による暴走事件” だけではなく、なにやら政界疑獄事件に発展しそーな気がするのは私だけでしょうか・・・・

たかはしたまご養鶏日記 No.085 2006年1月1日


写真;今年は,今どき予定外の新参者です。
さんさんと日光を浴びて、いろケより食いケ。
生まれてから124日令
2005年12月31日AM11:30
たかたま鶏舎にて。


お客様の笑顔 のために
たかはしたまご 開発以来10余年、少しづつではありますが着実にお客さまからのご支持をいただいてきました。  そして昨年、テレビという巨大マスメディアに取り上げていただいたことで、ある種、節目の年になったように思います。

年末の混雑・混乱は本稿前号のよーに 例年通り ではありましたが、雰囲気がいつもとは少し異なっていました。 

いままで年末の混雑というと、お客さまが開店時刻前から行列を作り、たまごが自分のところまで廻ってくるかどーか苛々しながら待つ、という状態でした。

今年も、行列ができるのは従来通りですが、お待ちになるお客さまの表情が例年のような 苛々 ではなく、どこか明るい雰囲気がありました。 自分の直前で品切れになったような時でも、不満はいろいろ言われ、ときには本稿前号のよーにケンカになることもありますが、例年のよーな 本気モードの 苛々&怒った といったものではなく、自分が遅く来たので仕方ない、といった雰囲気が感じられます。

  (もちろん例外の方もおられますが・・・(=^.^=))

そしてなによりも、放送直後のパニック的受注は例外として、全体的にお客さまの層が底上げされてきたよーに感じます。

言葉では表現しにくいのですが、粗っぽく言えば、そして不遜な表現で恐縮ですが、〈フツーのたまご〉が、《ブランドとしてのたかはしたまご》 として認知されてきた、ということでしょうか。

   メディアの影響力にあらためて驚かされるとともに、
   関係各位にこころより感謝するところです。

鳥インフルエンザ等業界を取りまくキビシイ問題が山積していますが、ワガたかはしたまごでも、前述のような評価に恥じることのないよう、社員一同、 《このたまごおいしい!》 といった 《お客さまの笑顔》 を糧とし、更なる精進をすることといたします。

               高橋尚之

追記:ケンカの顛末

●午後1時開店、ということを知らず午前7時に車で2.5時間かけて来られた方。
           ↓↓
例外的に整理券を発行し、午後1時には 最初のお客さま として販売することをお約束し、数時間、近くの 名所旧跡 に遊びに行かれました。

●午前10時ごろ、孫がどーしても食べたがっているのでなんとかしろ!
           ↓↓
これはお受けできません。 これをお受けすると次々と いろんな理由 が出てきてしまいます。 お引きとりいただきました。
  (午後1時に並んでお買い求めいただけました。)

●午前11時ころ、車で30分もかけて来たんだ、なんとかしろッ!
           ↓↓
この項最初の方のお話をするとダマッてしまいます。

●車で1時間もかけて来たんだ、なんとかしろッ!
           ↓↓
情に流され、これを受けてしまうと、この 時間 が次第に長くなってきてしまいます。 こころを鬼にして お引きとりいただきます。
  (午後1時に並んでお買い求めいただけました。)

●“ナニよ、大名商売、でもくやしいけどここのたまごじゃなきゃダメなんだ、なんとかしてくれ”と曰う方。
           ↓↓
ジツにありがたいお話ですが、無いものはナイ のでして、《1日の生産量は決まっておりまして。私が残業して出来るものならナンボでも残業するのですが》 ということでご納得。 翌日定刻よりかなり早く来て一番に並んでいただき無事(?)お求めいただきました。

●直前で品切れとなり、怒り心頭・捨てぜりふの方。
           ↓↓
テのほどこしようがありません。たかたまのお客さまではない、と諦めます。

●ハッキリと午後1時から、と書いてあるのですが、3時ごろ来られて、“3時からと書いてあるのにナンでもう無いんだッ!”とわめくお方。
           ↓↓
このよーにボケられると、ツッコミに苦慮します。

●午後4時ころ、明日来客があり、みやげに持たせるのが欲しいと言われる方。
           ↓↓
やはり、無いものはナイ のでして。 丁重にお断り。
(この時期こんな時刻であるわきゃねぇだろ〜、と呟きながら‥‥)
          (*^m^*)                       

●その他、さまざまなタイプあり。

   でもまぁ、状況により無理しなければならない場合は、
   あうんの呼吸 でそれなりの対応はしておりますが。

どーしても入手出来なかった方、申し訳ございません。 
仕入れ商品でもなく、代替え品があるわけでもなく・・・・・・・。
そして、私が残業してどーなるもんでもなく・・・・・・。

            ありがとうございました。
             合掌。

                      高橋尚之